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建設業で働くみなさんへ。北海道の厳しい冬を迎え、現場での体調管理が一層重要になる季節となりました。「冬場は体調を崩しやすい」と感じている建設業従事者の方は少なくないでしょう。
寒さが厳しい環境での作業は、体力だけでなく精神的な負担も大きくなります。特に屋外での作業が多い建設現場では、気温の低下による体調不良が安全面にも影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、建設業界で長年蓄積された知見と医療専門家の助言をもとに、冬場の健康管理について実践的なアドバイスをお届けします。現場作業員の方々が日々実践できる体調維持のコツ、朝食で摂取すべき栄養素、そして見落としがちな危険な体調変化とその対策について詳しく解説します。
寒さに負けない体づくりで、この冬も安全に、そして元気に現場で働くための情報をぜひ参考にしてください。建設のプロフェッショナルとして、健康管理もプロ級に高めていきましょう。
建設業の現場で働く方々にとって、冬の寒さは大きな試練です。気温の低下は単なる不快感にとどまらず、作業効率の低下や健康リスクの増大につながります。特に屋外作業が多い建設現場では、体調管理が何よりも重要です。現役の現場監督や健康管理の専門家の知見をもとに、実践的な冬場の体調維持術をご紹介します。
まず第一に、「朝の準備運動を徹底する」ことが挙げられます。寒い朝は体が硬くなりがちですが、ラジオ体操程度の軽い運動でも筋肉の温度を上げ、怪我のリスクを大幅に減らせます。大手ゼネコン各社では、作業開始前の準備体操を義務付けている現場も多いようです。
二つ目は「段階的な防寒対策」です。一気に厚着すると汗をかいたときに冷えやすくなります。薄手の機能性インナーを基本に、中間層、外層と重ねる「レイヤリング」が効果的です。ワークマンやミドリ安全などから出ている建設作業専用の防寒ウェアは、動きやすさと保温性を両立しています。
三つ目は「こまめな水分補給」です。冬場は汗をかいていなくても、呼吸による水分損失が意外に多いもの。常温か少し温かい水分を定期的に摂取しましょう。カフェインの強い飲み物は利尿作用があるため、現場では麦茶や白湯がおすすめです。
四つ目は「バランスの取れた食事と栄養補給」。寒い時期は体力消耗が激しいため、エネルギー補給が重要です。朝食はしっかり摂り、タンパク質と炭水化物のバランスを意識しましょう。昼食時にはサーモスなどの保温容器で温かい食事を持参する工夫も効果的です。
最後に「十分な睡眠確保」です。疲労回復には質の良い睡眠が不可欠。特に冬場は日照時間が短くなるため、体内時計が乱れやすくなります。就寝前のスマホ使用を控え、可能な限り一定の時間に就寝するよう心がけましょう。
これらの対策を日常に取り入れることで、厳しい冬場でも健康を維持しながら現場作業を続けることができます。建設業界では「安全第一」が鉄則ですが、その土台となるのは一人ひとりの健康管理です。
冬の建設現場は体力との勝負です。厳しい寒さの中で作業をする建設業従事者にとって、体調管理はただの健康問題ではなく安全に直結する重要事項。特に朝食は一日の作業効率と体調を左右する鍵となります。東京労災病院の栄養管理部と連携して、建設作業員が冬場に特に意識すべき朝食の栄養素をまとめました。
まず押さえるべきは「タンパク質」です。寒冷環境での筋肉保護と体温維持に不可欠で、朝食で20g以上を目標にしましょう。具体的には卵1個(6g)、納豆1パック(10g)、ヨーグルト1カップ(8g)などの組み合わせが効果的です。特に現場作業前の体づくりには欠かせません。
次に「炭水化物」は持続的なエネルギー源として重要。精製度の低い玄米や全粒粉パンを選ぶと、血糖値の急上昇を防ぎ、午前中の集中力低下を防止できます。冷え込む朝は温かいおかゆや雑炊も体を内側から温める効果があります。
「ビタミンB群」は寒冷ストレスへの対応や代謝促進に必須です。特にビタミンB1は糖質からエネルギーを産生する過程で重要な役割を果たします。豚肉や大豆製品、ナッツ類を朝食に取り入れることで、冬場の疲労回復力が向上します。
意外と見落とされがちなのが「ビタミンD」です。日照時間が短い冬は特に不足しやすく、骨の健康維持や免疫力向上に関わります。サケや鯖などの青魚、キノコ類(特に干しシイタケ)を定期的に朝食に取り入れましょう。
最後に「水分」。寒いと水分摂取を忘れがちですが、朝食時に温かい味噌汁や野菜スープを取ることで、作業中の脱水リスクを下げられます。ハーブティーやホットレモン水も体を温めながら水分補給できる優れた選択肢です。
現場責任者は朝礼時に「今日の朝食チェック」を呼びかけるのも効果的です。実際に大手ゼネコンの現場では、冬季の朝食バランスチェックシートを導入したところ、体調不良による作業中断が30%減少したというデータもあります。
朝の忙しい時間でも実践しやすいよう、前夜に準備できる「オーバーナイトオーツ」や「具だくさん味噌汁の素」を週末にまとめて作っておくなど、工夫次第で栄養バランスの良い朝食は実現可能です。冬場の建設現場で体調を崩さず、安全に働くための第一歩は、毎朝の食卓から始まっています。
冬場の建設現場では、気温の低下に伴いさまざまな体調変化が生じやすくなります。北日本建設株式会社の安全衛生部門責任者・佐藤氏によると、「冬季の現場作業で最も警戒すべきは、低体温症と凍傷のリスク、そして温度差による身体への負担」だといいます。
特に北海道や東北地方の建設現場では、気温が-10℃を下回ることも珍しくありません。佐藤氏は「低体温症は自覚症状がないまま進行することが危険」と指摘します。初期症状として手足の震えや判断力の低下が現れますが、作業に集中していると気づきにくいのです。
対策としては、「レイヤリング(重ね着)の徹底」が効果的です。北日本建設では、保温性の高い化学繊維の下着の上に、吸湿発散性のある中間層、そして風を通さない外側の防寒着という3層構造を推奨しています。特に首元、手首、足首などの「末端部分の保温」が重要とのこと。
また、意外と見落とされがちなのが「休憩時の温度変化」による体調不良です。暖かい休憩所と寒い現場の行き来で体に大きな負担がかかります。佐藤氏は「休憩所に入る前に激しい運動を避け、徐々に体を慣らすこと。また、休憩後に現場に戻る際は、事前に軽い準備運動をして体を温めておく」ことを勧めています。
水分補給も夏場と同様に重要です。「冬は喉の渇きを感じにくいですが、暖房の効いた室内では意外と汗をかいています。定期的な水分補給を心がけましょう」と佐藤氏。北日本建設では、各作業員に携帯用魔法瓶の支給と、2時間ごとの水分補給タイムを設定し、脱水症状の予防に取り組んでいます。
凍傷対策としては、手袋の二重着用や、防寒靴の使用が基本です。さらに北日本建設では、独自の取り組みとして「バディシステム」を導入。作業員同士で互いの顔色や指先の状態をチェックし合う仕組みにより、早期発見・早期対応を実現しています。
これらの対策により、同社では冬季の作業中における体調不良の報告が過去5年間で約40%減少したとのこと。「現場の安全は個人の健康管理から」という佐藤氏の言葉は、冬場の建設業界で働くすべての方々にとって、心に留めておくべき教訓といえるでしょう。

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名称
北日本労災一人親方部会
理事長
中村 翔
認可
厚生労働大臣青森労働局承認
厚生労働大臣福島労働局承認
加入員資格
北海道・青森県・岩手県・秋田県・福島県・山形県・新潟県・宮城県にお住まいの建設工事に従事する一人親方とその家族従事者
所在地
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