| 一人親方豆知識 |

北海道に冬の足音が聞こえ始め、いよいよ待ちに待ったスノーシーズンが本格化します。観光客には絶景をもたらす雪景色も、地元民にとっては生活を左右する大切な「資源」であり「仕事」でもあるのです。
「雪下ろしで日給3万円」「冬だけ北海道で稼ぎたい」そんな話を聞いたことはありませんか?実はこれ、都市伝説ではなく紛れもない事実なのです。
私は北海道で20年以上、一人親方として建設業と雪関連の仕事に携わってきました。建設不況の時代を生き抜き、夏冬の収入格差を埋めるノウハウを蓄積してきた経験から、これから北海道の冬の仕事に挑戦したい方々へ、リアルな情報をお届けします。
今回は特に、建設業からの転職組や新たな収入源を探している方に向けて、未経験でも挑戦できる冬季限定の仕事情報を惜しみなく公開します。地元業者だからこそ知る応募のコツや、高単価案件の見分け方、さらには地域別の需要予測まで。2024年最新の北海道冬季労働市場の実態をご紹介します。
北海道の冬は雪との闘いです。道内各地で積雪が本格化するこの時期、「雪下ろし」「除雪作業」という冬季限定の仕事が急増します。実は、これらの仕事は日給3万円以上稼げることもある、隠れた高収入バイトなのです。
元請け業者として10年以上この業界に携わってきた経験から、雪国ならではの冬の仕事の実態をお伝えします。まず知っておくべきなのは、北海道の除雪関連の仕事は大きく分けて「公共事業の除雪」と「民間の雪下ろし」に分類されること。公共事業は安定していますが、参入障壁が高い一方、民間作業は比較的参入しやすいのが特徴です。
札幌市や旭川市などの都市部では、重機を使った除雪オペレーターの日給が2万円〜2万5千円。特に経験者や資格保持者は高く評価されます。一方、屋根の雪下ろしや住宅街の手作業除雪は、繁忙期には日給3万円を超えることも珍しくありません。例えば、小樽市の傾斜地域や札幌市郊外の住宅地では、積雪量が多い日に複数件をこなせば、日給3万5千円に達することもあります。
ただし、この仕事の現実も知っておくべきです。危険と隣り合わせの作業であり、屋根からの転落事故も毎年発生しています。また、気象条件に左右される不安定な仕事でもあります。北海道開発局や各市町村の除雪登録業者として正規契約を結ぶケースを除き、多くは「待機」の日も発生します。
初心者が参入するなら、まずは「株式会社北海道クリーン開発」や「札幌除雪サービス」などの除雪専門会社にアルバイトとして登録するのがおすすめ。安全講習を受けられるほか、経験者から技術を学べる環境があります。
高収入を得るためには、普通自動車免許に加え、小型移動式クレーン、フォークリフト、玉掛け、車両系建設機械などの資格があると重宝されます。これらの資格は数万円の投資で取得でき、数シーズンで元が取れるほどの収入アップにつながります。
北海道の冬の仕事は厳しい環境ですが、その分だけ報酬も魅力的。正しい知識と準備があれば、冬季限定でも十分な収入を得られる可能性を秘めた仕事なのです。
北海道の建設業界で長年経験を積んだ一人親方の視点から、冬季の稼ぎどきについて徹底解説します。北海道の冬は厳しい気候条件により一般的な建設作業が制限される時期ですが、逆に需要が高まる仕事も多数あります。転職を考える方々にとって、この季節特有のビジネスチャンスを理解することが成功への鍵となります。
まず注目したいのは除雪作業です。北海道では自治体からの除雪委託業務が多数発生し、経験者には重宝される仕事です。必要な重機免許を取得していれば、日給2万円以上も夢ではありません。特にJV(ジョイントベンチャー)に加入できれば、安定した仕事量を確保できるでしょう。
次に室内リフォーム工事があります。外部工事が難しい冬季は、多くの施主が室内工事を計画します。断熱改修や内装工事の需要が高まり、寒さ対策としての窓の二重化や床暖房設置などの工事は冬季限定で特に人気です。旭川市や札幌市では古い住宅の断熱改修需要が特に高いのが特徴です。
さらに、融雪設備の設置・メンテナンスも見逃せません。ロードヒーティングや融雪槽の設置は専門性が高く、単価も良好です。北海道電力の融雪電力契約に合わせたタイミングでの工事依頼が多いため、この時期に集中して受注できる傾向があります。
冬季ならではの需要として屋根の雪下ろし作業も重要です。特に高齢化が進む地域では、定期的な雪下ろしの需要が高まっています。住宅密集地の小樽市や函館市などでは、狭小地での作業に対応できる技術があれば重宝されます。
転身者にとって大切なのは、技術だけでなくネットワーク作りです。地元の建設業協会や同業者とのつながりを作ることで、冬場の仕事を紹介してもらえる可能性が高まります。釧路建設業協会や帯広建設業協会などでは定期的に交流会も開催されています。
また資格取得も重要です。除雪車両の運転には大型特殊免許、重機操作には車両系建設機械の資格が必須です。北海道内では札幌市の北海道建設業職業訓練センターや旭川市の旭川職業能力開発促進センターなどで関連資格の取得が可能です。
冬季は夏場と比べると作業効率が落ちる面もありますが、単価設定を適切に行うことで収入を安定させることができます。特に夏季に築いた顧客との関係を活かし、定期メンテナンス契約を結ぶことで、年間を通じた仕事の平準化が可能となります。
北海道の一人親方として冬を乗り切るためには、季節変動を前提とした年間計画と、冬季特有の需要を把握することが不可欠です。建設業からの転身を考えている方は、この冬の稼ぎどきを逃さず、新たなキャリアへの第一歩としてください。
北海道の冬は雪の仕事の宝庫です。私が15年間一人親方として北海道各地で働いてきた経験から、未経験者でも挑戦できる雪関連職種を徹底解説します。札幌市内だけでも冬季には約5,000人が雪関連の仕事に従事するほどの一大産業なのです。
【除雪オペレーター】
最も需要が高いのが除雪機械のオペレーターです。大型免許があれば北海道開発局や各市町村の除雪業務を請け負う「北海道道路整備株式会社」などで採用可能性が高まります。日給1.5〜2万円が相場で、深夜勤務では割増もあります。
【屋根の雪下ろし職人】
命綱の使用や滑落防止技術が必要ですが、初心者は「北海道雪下ろし安全協会」の講習を受ければ即戦力になれます。小樽市や旭川市など積雪の多いエリアでは特に重宝されます。一件あたり2〜5万円の報酬で、一日数件こなすベテランは日給10万円も可能です。
【スノーダンプ製作】
道内独自の雪処理用具「スノーダンプ」の製作も専門職です。「滝沢木工所」(旭川市)や「佐藤金物店」(釧路市)など地元企業で技術を学ぶことができます。木工技術を持っていれば優遇されますが、未経験でも季節工として採用されるケースが多いです。
【流雪溝管理】
富良野市や岩見沢市などに整備されている流雪溝の管理も冬季限定の仕事です。水量調整や詰まり防止の作業が中心で、市役所の臨時職員として採用されることが多く、月給18〜22万円程度です。
【アイスキャンドル職人】
冬のイベント用アイスキャンドル制作も専門性の高い仕事です。層雲峡氷瀑まつりや十勝川温泉の氷祭りなどで活躍できます。「北海道氷彫刻協会」の会員として技術を磨けば、札幌雪まつりの大型氷像制作にも関われるようになります。
【凍結路面対策スタッフ】
防滑材散布や融雪剤散布も重要な仕事です。「札幌市管理道路安全対策協会」などに登録すれば、早朝の路面点検や対策業務に従事できます。時給1,200〜1,500円が相場です。
経験者からのアドバイスとして、複数の雪関連職種を組み合わせることで収入の安定化を図れます。例えば朝は凍結路面対策、日中は除雪、夜間や休日は屋根の雪下ろしという具合です。また、地域によって需要が異なるため、札幌近郊だけでなく、旭川や帯広など内陸部も視野に入れると仕事の幅が広がります。
北海道の雪関連職種は、単なる肉体労働ではなく、地域の安全と生活を支える誇り高い仕事です。未経験でも真摯な姿勢で取り組めば、一人親方として独立することも十分可能な世界なのです。

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名称
北日本労災一人親方部会
理事長
中村 翔
認可
厚生労働大臣青森労働局承認
厚生労働大臣福島労働局承認
加入員資格
北海道・青森県・岩手県・秋田県・福島県・山形県・新潟県・宮城県にお住まいの建設工事に従事する一人親方とその家族従事者
所在地
〒038-3163 青森県つがる市木造字中館湯浅44
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