今話題の職人マッチングでは、大きな落とし穴が存在します。

職人マッチングをうまく活用すれば1人親方は大きく売り上げを上げることもできますし、活用方法を間違えば低単価の仕事しか回ってこないと言う状況に陥りかねません。

この2つを分かつのは、マッチングサイトを始めるタイミングにあります。

仕事に困っていないタイミングからマッチングサイトを使い始めるというのがマッチングサイトをうまく活用するポイントです。

今日は職人マッチングについて、1人親方が売り上げを伸ばすと言う視点から解説していきたいと思います。

職人マッチングサイトとは

職人マッチングとは、 仕事をお願いしたい元請けと、仕事を受けたい1人親方をつなぐためのマッチングサイトです。

現在仕事がたくさんある業界には仕事がたくさんあるし、その一方で仕事に困っている1人親方もたくさんいらっしゃいます。この問題を解決するために生まれました。

これから1人親方として長く仕事をしていこうと思った時に、新しい人脈を作り仕事をもらう必要が出てきます。

しかし現代人にとって付き合いで飲みに行ったり、付き合いでゴルフに行ったりする事は、ストレスになる人も多いと思います。 これは1人親方にとってだけでなく、元請けとしてもデメリットになりえます。

これまでは営業回りをしたり、人に好かれるための努力をしないといけなかった時代でしたが、職人マッチングを行うことによって1人親方はインターネット上で仕事が取れるようになりました。

そして元請けにとっても人のつながりや、そういったしがらみに惑わされることなく、優秀な職人さんと繋がれるようになりました。

その結果職人マッチングにより元請けは仕事の効率化ができるようになり、1人親方にとっても優秀な人が仕事に回されると言うことになってきています。

つまり職人マッチングを使うことによって独りよがりにとっては 売り上げを伸ばすチャンスが訪れると言うことです。

利用方法を間違えると安い仕事ばかり回ってくる

ただし職人マッチングにはデメリットも存在します。

インターネット上での評価が全てになり、愛想が良いとか、これまでもよくやってくれたとか、本当は実力があるとか、そういったことが上されなくなって、サイト上で評価が高い人に仕事が集まると言うシステムになっています。

どういうことかと言うと、Yahoo!オークションのように評価と言うものがその職人に着くことになっています。

いい仕事をすれば良い評価を得ることができるし、そこで悪い仕事をするすれば悪い評価がする良い仕事をすれば良い評価を得ることができるし、そこで悪い仕事をするすれば悪い評価がつくことになります。

良い仕事をして良い評価を得て悪い仕事をして悪い評価を得ること自体は悪いことでは無いのですが、問題は評価が少ない人たちです。 評価が少ない人たちにとっては、評価されるための軸が存在しておらず、仕事が頼まれづらいと言う状況が生まれます。

できれば評価の良い人にお願いしたい。そして評価がない人はできるだけ避けるといった状況が生まれます。

その結果、変化の悪い仕事やへ環境の悪い仕事が回ってくることになり、その結果悪い仕事しかできなくなり、評価が下がってしまう可能性もあります。

ですから登録初期の職人さんにとって、 いい仕事が取りにくいと言う状況に陥りがちです。

もちろんその中でも、しっかりと仕事を選び結果を残し評価を上げていく事は可能です。 ただその場合にしっかりと仕事を選んで受ける必要があると思います。もしくは単価が低くてもそれ以上の仕事をやり遂げる。そういったサービス精神も最初の本は必要かもしれません。

結局のところ本気に気にいられるかどうかであって、気に入られなければならないのでそういったところは今までのシステムと同じでしょう。

ただし最も違うところはその先にあります。評価が溜まってきたときにその評価はうなぎ登りに上がっていくでしょう。 良い評価が溜まっている職人さんには良い仕事が集まり単価も上がっていきそして引く手あまたで仕事に困ることがなくなってくるでしょう。

つまり仕事ができるかどうかで大きく結果は変わってくると言うことです。うまく使わなければ悪い単価の仕事ばっかり回ってくると言う状況になりかねません。

仕事を取るには評価を上げる必要がある

ではマッチングではどの様に過ごせばいいのかですが、まず1番最初に大切なのがうける仕事を選ぶと言うことです。

職人マッチングのサイトにはたくさんの仕事がありますが、それ以上に仕事を欲しがる職人さんが多く存在します。

つまりその中で値踏みをされ足元を見られ、その結果安い単価の仕事を受けてしまうこともあるでしょう。建設業界において相場より安い金額の仕事を受けると言う事は、環境の悪さにもつながります。そして時間をかけれないため仕事の良し悪しにも影響してくるでしょう。

つまり安い単価の仕事を受けた場合、適正価格の仕事をしようとするのであれば、悪い評価を得てしまうと言うことです。

最も気をつけなければならないことで、単価の低い仕事をとればどんどん悪循環に陥って行きます。

逆に言えば、単価の良い仕事をとれば時間をかけることができて、予算もかけることができて良い仕事をすることができる。その結果良い評価を貯めていくこともできるでしょう。

つまり初期の段階でちゃんと仕事選びまともにこなせる仕事だけを請ける必要があります。そうしなければ悪い循環に陥りがちです。

評価を上げるためには

では実際にどうしていけばいいのかと言うと。

仕事を選べる状況でマッチングサイトを使っていくべきです。

マッチングサイトを使うとき、 1人親方のほとんどが仕事に困ってる状態でわらをもすがる思いでマッチングサイトに登録をします。

その状況であればどんな仕事でも受ける必要があり、仕事を選ぶことができません。ですから悪循環のスパイラルに陥ってしまいます。

ですからマッチングサイトでうまく立ち回るろうとするのであれば、ネット以外の場所で十分に仕事が取れてる状態の時にマッチングサイトに登録をして条件の良いものだけ仕事を受けるようにしておく必要があります。

そうすれば悪い環境で悪い単価で仕事をすることがなくなり、結果として良い仕事をすることができて良い評価を得ることができます。

つまり仕事に困ってからマッチングサイトを使おうと思うと、もう遅いと言うことです。

少しでも仕事を取れる不安が出てくるのであればそのタイミングでマッチングサイトに登録をして少しでも評価を貯めていく必要があるでしょう。

評価を上げるためには、仕事に困る前にマッチングサイトで仕事を行い始めるこれがポイントだと思います。

まとめ

今回は職人マッチングサイトについて書かせていただきました。

職人マッチングはうまく活用すれば大きく売り上げを伸ばすこともできて、そこから大きな企業に発展していると言う1人親方さんもいらっしゃいます。ただ多くの1人親方さんは単価が下がる売り上げ減少ということに遭っている方もいらっしゃるでしょう。

つまりマッチングサイトは使い方によっては毒にもなると言うことです。

可能ならそっちから仕事が選べる状態でマッチングサイトで仕事を受け始める。そして条件が良く単価が高い仕事しか受けない。そして優良企業とつながりリピートをいただき、高単価の仕事で自分の仕事を埋めていく。それがマッチングサイトをうまくこなすことだと思います。

投稿者プロフィール

北日本労災一人親方部会

北日本労災一人親方部会　理事長　中村　翔　～一人親方労災保険コンサルタント～

1987年（昭和62年）千葉県流山市生まれ。幼少期から高校生までは特に体を動かすことが好きで活発に過ごす。
社会人となり某大手サービス業に入社し2015年　大手サービス業を退職。
2020年に建設業一人親方様の特別加入労災団体、北日本労災一人親方部会設立。北海道、青森、岩手、秋田、宮城、福島、山形、新潟県で活動中。
小さい頃からじっとしてられない性格で、今でもなおらない。興味がすごいあるものにはどんどん追及していく癖あり。
現在は、ITに特化した大学に通い、北日本労災一人親方部会の理事を並行して動いてます。

【団体概要と運営方針】北日本労災一人親方部会(一人親方部会グループ)は、厚生労働大臣・青森労働局から特別加入団体として承認されております。建設業一人親方の労災保険の加入手続きや労災事故対応を主な業務として運営され、建設業に従事する一人親方様向けに有益な情報配信を随時行っております。

【北日本労災の特徴】一人親方様が当団体で労災保険にご加入いただくことで、会員専用建設国保、会員優待サービス(一人親方部会クラブオフ)のご利用をはじめ、万が一の事故対応やきめ細やかなアフターフォローができるよう専用アプリを提供しております。

【団体メッセージ】手に職を武器に働く一人親方様のために、北日本労災一人親方部会は少しでもお役にたてるよう日々変化し精進してまいります。建設業界の益々のご発展をお祈り申し上げます。

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